この仕事をやりだして気づいたことがあるのだが

母親は子供の運動系のクラブをやらせたがる傾向

がある。まともに勉強が出来てないのに、なぜ運

動系のクラブをやるのか?運動系のクラブをやっ

ていると推薦で有利になるとでも思っているのか?

とても疑問に思っていた。

色々母親の話を聞いていると、あることに気づいた。

子供を理想の男性にしたいようだ。勉強も出来て

運動もできるまさに理想の男性像である。

 

以前は体育会系のクラブに入れることで、子供に

根性をつける?縦社会を知ることで、社会に出た

ときの対応力を身に付けることを目的に入れてい

た傾向があったが、今ではこの理由のために入れる

というのは父親の考えで、母親はあまりこのことを

考えてないようだ。

確かに未だに大手の一流と言われている企業では

一個人の能力より団体の中での能力が問われる傾

向にあるのでわからなくないが、この傾向は10

年後20年後どうなるかは甚だ疑問である。

日本の大手企業のような出世するのに最低10年

はかかる企業では、先輩に上手に可愛がられて引

き上げてもらう能力をつけるにはいいかもしれな

いので、全く無駄だとは言わないが・・・・・・・・・

ただ、先輩に気に入られるということを意識的に

やらないと学習にはなってないと思う。

 

なかには体力をつけるためという理解に苦しむ理由

を本気で言ってくる人もいる。

勉強には運動するほどの体力も集中力もいらない。

ここ1番で勝利を勝ち取るといった絶対的な集中力

もましてや2時間走り続けるといった体力など必要ない。

運動を耐久力と勉強の耐久力は別ものだと考えた方が

良い。これは多くの人が勘違いしていることだが、運動

を我慢強くやる方が簡単すぎて、ほとんど勉強をやる

上での「我慢」に役立たない。運動は病気はケガでなけ

れば、やる気があればできる。だが、勉強はそうはいか

ない。やる気があってもやらない生徒はたくさんいる。

これをやる気がないといってしまえばそれまでだが。

簡単に言えば中学生に小学校1年生のドリルを何度も

やらせてるのと同じで、やる気があれば出来ることは

可能だが、これって我慢強く勉強したことになるのか?

おそらくほとんどの人はこれは反復練習の必要ないレベ

の問題だと思ってやめる。必要のないことを無理して

やるのも我慢ではあるが、それをやったところで勉強す

るための耐久力をつけたことにはならない。

 

残念だが、本気で運動系のクラブ活動をやると、疲れて

勉強はできない。

そんなに早稲田中の勉強は甘くない。早稲田中は進学校

であり要求される勉強量は多い。

出来れば、クラブ活動は放課後1時間限定でやるくらい

にしてもらえないかと思うのだが?

朝は貴重な勉強時間なので×。1時間限定にすると工夫

して密度を上げた練習をするので、とても良いことだと

思うのだが?なかなか難しい問題である。

 

少なくとも、学校の授業にもついていけなくなった生徒

には、運動系のクラブ活動をやらせてはダメである。

成績が戻るまで、休ませるか、辞めて文化系のクラブに

入るべきだ。

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