ある個別教室の宣伝
①【先生】
(塾)塾が決めた先生で、替えることは出来ない。
(個別教室) 自分に合った先生を指名できるので、やる気も出てきます。

②【授業】
(塾)塾の予定(計画)に合わせて進むので、わからなくても復習はできない。
(個別教室) 一人ひとりに合わせた授業で、復習や予習、テスト対策もバッチリ!
【時間割】
(塾)塾の決めた曜日・時間に合わせなければならない。
(個別教室) 自分だけのスケジュールで、部活動や習い事との両立も可能です!

③【質問】
(塾)周りにたくさんお友達もいるし、自分から質問するのは恥ずかしい。
(個別教室)先生が隣りにいるから、自分から聞き出せなくても大丈夫!

④【欠席】
(塾)その回の授業は学習できなくなってしまいます。
(個別教室)学校の行事や旅行などによる欠席も振替授業が出来るので安心です。

以上のようなことが書いてありました。これを見たとき本質という面で
かなり違和感を感じました。至れり尽くせりの環境です。

逆にこんな環境でないと勉強できないと考えてみましょう。
○ 嫌いな先生だと勉強しない。
○ 授業を受けなかったら、学習が出来ない。
○ スケジュール調整が出来ない。
○ 周りに人がいると質問も出来ない。

まあこんなかんじになりますね。

ちなみにこれ全部出来ない子が言ういい訳です。

ちょと大袈裟に言いましたが、早稲田レベルの学校に通ってる生徒に至れり尽くせりの環境は
弊害になることも多いと思います。

ただ勉強をやらない子にきっかけを作るには環境を整えるのも1つの方法ですし、他人がきっかけ
を与えないといつまでたってもやる気を出さないで、手遅れになることもあります。

ただ今まで見た生徒で出来る子は
① どの先生からも学ぶことは貪欲に学ぶ。
② 授業を受けなくても、どこを学習したか聞き、自分で学習する。
③ スケジュールを調節して塾に通う。
④ わからないことはわからないと言い、ちゃんと質問する。

以前うちの塾に来て、東大理Ⅲに合格した子がいました。
当時高学年になって他の生徒と差がつき他の生徒は天才だから出来て当たり前のように
言われてました最初はちょっと出来る子程度で、天才という感じではなかったです。、

中学準備講座からこの子は当塾に通っていたのですが、理解力も問題の処理能力他の
ちょっと出来る生徒と差はなかったですね。もっと頭の良い子もいました。

中2くらいから、他の生徒と完全に差がつき、他の生徒からは出来て当たり前のように
見られてましたが、あくまでも本人の努力の積み重ねで出来るようになりました。

高学年になって他の生徒と差がつき
とてもその子のレベルに合った授業ではないと教える側が思いながら教えていてもノートを
きちんと取り、小テストをやって早く終わらせても何度も時間いっぱい確かめをしていました。

出来る子は簡単な問題からも学習します。出来ないものに限ってそれ出来るから、
わかってるからと言って疎かにして、試験当日には忘れてたり、演習不足で凡ミスをするようです。

ここで言いたいのは基礎的なことばかり勉強しろというのではありません。
基礎を学ぶ機会(時間)には疎かにせず、基礎的なことでも工夫して解いたり、解くスピードを上げる
ような目標を自分で設定して、自分でやる気を落さない工夫が大切です。

例えば、嫌いな先生がいたとします。嫌いな理由は、面白くない、教え方が下手、やる気がない
理不尽なことを言う、性格が暗い・・・・様々あると思いますが、
それを理由に勉強しないというのはどうですか?
勉強する機会は与えられてるのに環境のせいにして勉強しないでいいのですか?
このようなときこそチャンスだと思って、何か学びとってやろうと考えるべきです。

好きな先生だから勉強するのは簡単ですし、成績も伸びるでしょう。
しかし、嫌いな先生から学んで、成績を伸ばした方が価値がありませんか?
実際はどちらの先生から学んで成績を伸ばしても成績を上げるという意味
では同じですが・・・・これから社会に出てからも学ぶということは沢山でてきます。嫌いな人からも学べるということは大きな財産になると思いますよ。